攻撃ポイントとなったのは、オホーツク海北部のT漁港であった。
当初計画の中にあった、稚内の抜海漁港は有力な情報が無く対象から外れ、襟裳の目黒漁港も同様であった。
オホーツクの紋別もカラフトマスのみが少々でサケはまだダメ。
そこに、有力な情報が旭川在住のT氏から舞い込んだのである。
7/28(金)T氏の知人がT漁港にてサケを撃墜(キャッチ)し、数匹に致命傷(バラシ)を与え、さらにカラフトマスを8本撃墜(キャッチ)したとのこと。
そのため、攻撃ポイントがT漁港となったのである。
・・・8月28日(土)・・・PM6:30・・・
ミサイルを積み込んだ私の愛機(車)がゆっくりと小樽を飛び立った。
・・・8月28日(土)・・・PM10:30・・・
ポイント上空(現地)着。作戦開始時間は明朝3:30からなので、自分にも燃料(ビール)を注入し、上空にて旋回して待機(zzzzz・・・・・)
・・・作戦当日 29日(日)・・・AM3:30・・・
準備を整えピンポイントへ向かった。
私が向かったピンポイントは、この時季はまだ集中攻撃を受ける所ではなかったのでゆっくりと河口周辺を見ながら向かった。
この時季は攻撃対象がまだカラフトマス寄りなので、河口周辺からテトラ角までの縦ラインは他の軍隊30人から集中砲火受けていた。
テトラ角からの横ラインは10人ほど。
私の攻撃対象はあくまでもサケなので、私が攻撃したピンポイントは中間部よりもまだ先側のポイント。
私が攻撃を仕掛けたときには、私より先は攻撃を受けていませんでした。
ミサイル(仕掛け)には『エビちゃんシリーズ“えび粉赤エビ”』を付け殺傷力を増した物にし、海へと打ち込んだ。
・・・・・・・?
・・・・・・・?
暗号が見破られたのか?
攻撃目標がいない・・・逃げられたか・・・・・
敵はまだ近くに居るかもしれない、辛抱強く攻撃を仕掛ける。
5時:敵はまだ出てこない。
6時:敵も辛抱強い。
長期戦となりそうだ。
その間、美深軍戦友の河合氏と久しぶりの再会。1年ぶりの再会だ。
河合氏は今期、3回戦闘を試みたが・・・・・との事。
英雄の河合氏でも敵を撃墜できていないのであれば、今日は撤収か?
河合氏達の軍隊は6時過ぎ、安全に撤収した。
私は小樽からの攻撃であり、そう簡単には引き返せない。
7時:数匹の敵(カラフトマス)を発見。
ミサイルを撃ち込むも腕が悪く標的に当たらない。
30分置きに敵が姿を見せるが、隊長(サケ)は居無く、部下も仕留められない。
9時:移動を繰り返した後、先端側で20匹前後の敵の部下を発見。
先に攻撃を仕掛けていた数名に声お掛け、同時攻撃をさせてもらうことに、
新しく、『エビちゃんシリーズ“えび粉赤エビ”』を付け、第1投。
一番端にいた私のミサイルに向かって敵陣が移動してきた。
「チョン」と誘いを掛けた途端、1匹の敵が振り向きミサイルが命中。
自分で独房(タモ)に押し込め無事確保。
それまでは、先にいた数名がいくらミサイルを撃ち込んでもダメだったとのこと。
私のミサイルは『エビ』だと伝え、2名の方に差し上げたところ、1名の方が1投目でヒット。
しかし残念ながら敵が大暴れし、逃走を図ってしまった。
今回の攻撃は、敵に暗号を見破られたためか、横のラインでは仕留めたのは私の1匹のみ、縦のラインでも情報では1匹。
敵地の水温が高いのか、敵が少ないのか、今回の攻撃は逆に撃墜(ボウズ)されなかっただけでも良しとしなければならないが、
次回のミッションでは、暗号は使わずに、アナログ的な伝書鳩でも飛ばすか?