3月28日、北海道釣魚連盟札幌手稲支部の始竿会が寿都町尻別川~本目漁港の区間で行われた。
3月とは思えないほどの雪景色。北西の風が強く、海はシケ。こんな状態でも、あえて風の強い弁慶岬でバスを下車。時刻は午前0時を回ったころだった。
政泊漁港で荷物を降ろし、岩場の状態見る。風をまともに正面から受けていたが、案の定岩場の基部は釣りになりそうだ。
15分ほど波の様子を確認し三脚をセットした。開始早々、ホッケがヒット。続け様にカジカも釣れる。一気に勝負を決めようと思いきや、まったく追加出来ないまま夜が明けてしまう。
何箇所か移動してみたがアタリすらない。もう一度最初のポイントに戻る事に。このポイントでは結構な量のコマセを撒いていたが、さらに、残りのコマセを手撒きとネット打ちで撒く。ネットには、ホウムラのビッグキャッチにマグロの切り粉を混ぜたものとアカアミ、ホウムラの大漁ホッケを入れた。潮流に乗り広範囲に広がる粉物のコマセ。比重があり海底に溜まるコマセ。海中で目立つアカアミ。これら性質の違うコマセを使うとより効果がアップする。
9時を回り、終了の時間が気になりだした頃ようやくホッケが寄りだした。ホッケは狂った様にエサ食いを始め、ものの数分で規定の10匹が揃った。
結果、カジカ1匹にホッケ9匹を提出し優勝することが出来た。
今回の大会でホッケを釣ることが出来たのは自分だけで、他の参加者は根魚やカレイのみの釣果だった。
改めてコマセの効果を実感した大会となった。