8月27~28日の週末で今年初のサケ釣りに行ってきました。
今回の同行者は今年から釣りを始めたK君。
当然サケ釣りも初めてで「でっかいサケを釣ってみたい」と言う願いを叶えるため、私も色々と情報収集を行った。
先週釣行した釣友からは「M漁港はまだ数本しか上がっていない」。と聞いていましたが、1週間で状況が変わるのでは?
釣行前日から入っていた釣友は「朝~夕で10本以上港内で釣れたよ。外は投げ釣りで入るスペースはないから明日は港内でやります」とのこと。
この時期はえりも周辺しかないかな?サケがいれば何とかなるかな?
ほかにも気になる釣り場もあり「えりも」への釣行を決定した。
1日目
早朝4時現地到着。初心者がいるので混雑を避けまずは練習をかねてここのポイントを選択。
M漁港は夕まずめ狙いと決めていた。
ここは河口にゴロタ場、沖目は昆布根がある所。
やはり5人ほどの地元の方しかいない。
サケいますか?と聞くと「いるよ~。5時から昆布漁が始まるから早くやったらいい」。とのアドバイス。
目を凝らして見ると薄暗い中でも、魚の背びれが見え隠れしている。
今日はサポートに徹し彼に投げるポイント、仕掛けの流し方、餌の付け方(エビ)、棚(30㎝意味)、アタリの見方、あわせ方等を解説し実践開始。
食いが渋いのかなかなかアタリがない。
しばらく繰り返していると浮が「スッと入る」。が、あわせが遅れて針掛かりせずサケはジャンプして逃げて行った。
あ~痛恨のバラシ・・・しかし、「まだ始まったばかりだから。チャンスはあるさ」。と声を掛けるが、
ここでの彼へのアタリはこの1回切りであった。
5時からは昆布漁が始まり釣り場にもたくさんの舟が寄ってきてサケはだんだん沖へ移動して行く。
8時まで粘ったもののこの頃にはサケの気配も消え場所の移動を余儀なくされた。
次に向かったのはM漁港。
朝は港内で10本以上は上がっていたらしい。
しかし、9~11時まで港内で粘るが、跳ねもなく気配もない。テンションは↷
私は自分の釣りを諦め彼の浮を眺めていた。
港内でのサケの回遊コース、浮の置き場所、棚(2mの意味)を解説。
しばらくして浮が「揺れる」。アタリだ。瞬間あわせると竿がしなった。
やった!掛った!ゆっくり慎重に!。サケが見えた!タモ入れだ~・・・・と言った瞬間・・・・
サケが消えた。???何が起きたのか???
今日2発目のバラシ・・・
彼も悔しがる!サケが見えた瞬間緊張して体が固まったらしい。
彼曰く、「奴はまだ修行してなあ」と言って消えていったよ!と
私も「サケの神様はまだ降臨しないね。寝不足だし少し休んで夕まずめにもう一度狙おう」と仮眠をとることに。
夕方4時、どこでやるか?空いてるスペースも少ないが向かいの防波堤にスペースを発見。
ここで日没まで粘ることに。
彼も少しずつフカセに慣れてきたのか雰囲気も良くなってきた。私は内心釣れる予感がしてきた。
跳ねがないので棚は深め。回遊コースは堤防の際が良いと思うよ!と言って足元に浮を置く。
しばらく過ぎた5時頃、彼の浮がゆっくり沈んで行った!今日3回目のアタリだ!
彼は座りながら1発あわせ立ち上がった瞬間にラインが弛んだ。ダメだバレた!
3度目の正直にはならなかった↷
その後、彼にアタリはなく・・・
状況はあまりよくない。跳ね、モジリも少なく外海にサケが出てしまったのか?
夕まずめは港内で6~7本のみ。明日もここでやるか迷ったが、移動しないことを決め1日目は終了・・・
その晩は彼なりにあわせ方や集中力の欠如等を色々反省。
私はこの状況なら明日はかなり釣るのは難しい気がする。アタリも少ないだろう。
「数少ないアタリは確実にものにしなくては・・・」と呪文を唱えながら彼は眠っていった。
2日目
早朝3時起床。(M漁港昨日と同じポイントに)
今日も鵡川の釣友2人と釣りをすることに。
港内は跳ねもなく静かなものだ・・・
夜が明け始めると港内には入る隙間がないくらいの人だ。ざっと見渡すと40~50人はいるだろうか?
しかし、6時頃までに港内で4本、外海で2本と低調・・・
多少の跳ねはあるが釣れる気がしない。
「ここは釣れないね↷ちょっと外房に偵察に行ってくる」と相棒に言って私は竿をたたんだ。
何とか1匹サケを釣らせてあげたく、跳ねを探し移動するが、今日はそんなポイントも探せず諦めモードで戻って来ると
彼の竿が弓なりになっているのが遠目からもはっきりとわかった。
やった、掛ったな!!急いで駆け付けると鵡川の釣友がきっちりタモ入れしてくれてすでにサケは足元に!!
K君は凄かったですよ!!
隣の人達が帰ったあとそこで跳ねたんですよ!!
サケが跳ねた方へ何回かキャストしていたらいきなり浮が消えラインが横に走りましたよ!!
そのあとは必死でした!!
サケ掛りました!!サケ掛りました!!と叫んでました!!
鵡川のTさんには慎重に!!奴を疲れさせろと!!
ドラグが何回も出てやり取りしました!!
やっとの思いでサケがタモに入った時には腕はしびれてました!!
と興奮状態。
私はその場に居られなかったことが非常に残念でしたが、
昨日から何度もバラシ、やっとのことで掛けた人生初のサケ!(75㎝の雌)
満面の笑みで喜びを爆発させている彼を見て
良かった!!良かった!!と何度も繰り返し彼と握手。
喜びを分かちあいました。
針はサケの喉元奥深くまで入っておりエビ餌の凄さを今年も改めて再確認!
棚は2m。まだ水温が高い時期港内では有効のような気がします。